泉州しらべver0.91

交通 2026/10/25 掲載

コミュニティバスの運賃を7市町で比べる

貝塚市泉佐野市熊取町田尻町泉南市阪南市岬町

市町が関わるコミュニティバスの運賃を、各市町の公式ページで比べました。無料が泉佐野市と田尻町、100円が阪南市と岬町、大人100円・子ども50円が泉南市と熊取町、大人220円が貝塚市でした。

鉄道の南海線やJRが海沿いと内陸を結ぶ一方で、駅から離れた住宅地や公共施設への足を受け持つのが、市町が関わるコミュニティバスです。ここでは岸和田市以南の8市町のうち、公式ページを実際に開いて運賃を確かめられた7市町を比べます。岸和田市は公式サイトに接続できず、内容を確認できなかったため扱いません(確認した時点は2026年10月25日です)。

最も安いのは無料の2か所です。泉佐野市の「いずみさのコミュニティバス」は運賃が無料で、月曜から土曜に運行し、平日8便・土曜4便と案内されています。田尻町の「たじりっちバス」は、泉佐野市と共同の「いずみさの・たじりコミュニティバス」で、町の案内では全区間が無料です。泉佐野市の広告募集ページには、市と南海ウイングバスの共同事業で年間約15万人が利用すると書かれています。

1乗車100円の均一運賃にしているのは阪南市と岬町です。阪南市の「さつき号」は市内6コースを走り、障がいのある方と未就学児は無料です。岬町は基本路線と乗継支線の大人・子ども1回が100円で、基本路線と乗継支線を乗り継ぐ場合は、乗継乗車券が無償で発行されます。11枚綴り1,000円の回数券もあります。

大人と子どもで運賃を分けているのは泉南市と熊取町です。泉南市の「さわやかバス」は、中学生以上が大人100円、小学生が子ども50円です。熊取町の「ひまわりバス」も大人100円、子ども50円で、4コース、平日28便、土日祝24便の運行が案内されています。熊取町では交通系ICカードの利用もでき、障害者手帳の提示で無料になる制度もあります。

貝塚市の「は~もに~ばす」は、7市町のなかで運賃が最も高く、大人(中学生以上)220円、小学生110円です。緑・オレンジ・ピンク・黄の4つのバスで市内を4エリアに分け、朝夕は緑バスが路線バス、昼間は福祉型コミュニティバスとして走ります。障害者手帳か市発行の乗車証があれば無料です。運行は水間鉄道が担っています。

運行の担い手にも違いが見えます。泉佐野市、阪南市、熊取町、泉南市の公式ページには、いずれも南海ウイングバスの名前があり、泉佐野市と泉南市は運行事業者として、阪南市と熊取町は問い合わせ先として挙げています。貝塚市は水間鉄道です。運賃の水準は、運行事業者より市町ごとの方針で決まっていると読み取れます。ただし、この記事では運行経費や利用者数までは確かめておらず、運賃の差が利用のしやすさや財政負担にどう響くかは、別の資料で見る必要があります。

要点

出典:泉佐野市 いずみさの・たじりコミュニティバス時刻表・路線図(2024年3月25日更新)/泉佐野市 いずみさのコミュニティバス 車内広告の募集(2026年6月4日更新)/田尻町 たじりっちバス(いずみさの・たじりコミュニティバス)(2026年6月24日更新)/阪南市 コミュニティバス「さつき号」全体運行ルート図・時刻表のご案内(2025年9月1日改正分)/岬町 コミュニティバスの運行について(2026年3月2日更新)/泉南市 さわやかバスの概要/熊取町 ひまわりバス(町内循環バス)について/貝塚市 『は~もに~ばす』ご利用案内(2024年1月4日更新)

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