泉州しらべver0.91

交通 2026/11/01 掲載

主な駅の1日乗降人員を8市町で比べる

泉州8市町

8市町の駅の1日乗降人員を国土数値情報で比べました。関西空港駅が74,012人で最多、空港を除くと岸和田市と泉佐野市が約6割です。2019年度比では、空港と泉佐野市は戻り、岬町は73.2%でした。

駅の利用の大きさは、1日あたりの乗降人員(乗った人と降りた人の合計)で比べられます。国土数値情報の駅別乗降客数データ(2024年度版)は、鉄道事業者が提供した数字を駅ごとにまとめたものです。駅の位置を行政区域データ(2025年1月1日時点)に当てはめ、岸和田市以南の8市町にある48件(事業者別)を取り出しました。最多は関西空港駅で、2024年度は南海43,202人、JR30,810人、合わせて74,012人です。

関西空港駅は位置が行政区域データで田尻町に入りますが、空港と一体の駅なので、市町別の集計には混ぜず「空港」として別に扱います。空港を除く最大は、りんくうタウン駅の23,482人です(備考にJR関西空港線の分を含むとあります)。続いて泉佐野駅(南海)23,227人、東岸和田駅(JR)21,556人、熊取駅(JR)19,928人、岸和田駅(南海)19,488人、貝塚駅(南海)17,822人の順です。

市町ごとに足すと、岸和田市82,018人(7件)、泉佐野市78,226人(8件)、貝塚市42,434人(14件)、泉南市21,250人(4件)、熊取町19,928人(1件)、阪南市19,457人(5件)、岬町6,408人(6件)、田尻町3,621人(1件)の順です。岸和田市と泉佐野市の2市で、空港を除く8市町の合計273,342人の約59%を占めます。貝塚市の14件のうち10件は水間鉄道の駅で、その合計は10,003人です。

2019年度と比べた2024年度の水準は、空港が116.1%と上回り、泉佐野市が99.3%でほぼ並びました。ほかは田尻町92.7%、貝塚市92.2%、熊取町90.8%、岸和田市89.7%、泉南市87.9%、阪南市82.8%、岬町73.2%です。2020年度の底は空港が25.9%、市町では泉佐野市の71.8%から泉南市の81.6%の範囲でした。空港以外の市町は、4年たっても2019年度の水準に戻っていません。

泉佐野市の回復は、りんくうタウン駅の120.2%(19,542人から23,482人)が押し上げています。この駅を除くと泉佐野市は59,245人から54,744人で、92.4%です。2019年度に3,000人以上だった駅のうち、2024年度に2019年度を上回ったのは、関西空港駅(南海123.4%、JR107.3%)、りんくうタウン駅、井原里駅(南海106.2%)、水間鉄道の貝塚駅(100.4%)の5件でした。

戻りが弱いのは南側の駅です。2019年度に3,000人以上だった駅を2019年度比の低い順に並べると、和泉鳥取駅(JR)71.4%(4,312人から3,080人)、みさき公園駅75.0%(4,679人から3,507人)、鳥取ノ荘駅79.0%が並びます。岬町は2020年度に72.7%まで下がり、2024年度も73.2%で、ほとんど戻っていません。人数では岸和田駅(南海)が23,549人から19,488人へ4,061人減り、8市町の駅で最も大きい減少です。このデータは減った理由までは示していません。

数字の読み方に注意が要ります。乗車人員では岸和田駅が泉佐野駅を上回りますが、2024年度の統計年鑑は泉佐野駅を南海本線分(乗降19,325人)と空港線分(3,903人)に分けて載せており、足すと23,228人で、このデータの23,227人とほぼ一致します。出典ページによると、乗降客数は各事業者が独自に算出したもので、統一基準ではありません。JRの値は統計年鑑の乗車人員の2倍で(東岸和田駅10,778人が21,556人、熊取駅9,964人が19,928人)、乗車と降車が同数として扱われているとみられます。また市町の合計は駅ごとの数字をそのまま足したもので、同じ人が出発駅と到着駅の両方で数えられます。

要点

出典:国土交通省 国土数値情報 駅別乗降客数データ(2024年度版)/国土交通省 国土数値情報 行政区域データ(2025年1月1日時点)/大阪府 令和7年度大阪府統計年鑑(2026年3月作成)9-1 JR各駅別乗車人員・9-2 私鉄各駅別乗降人員

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