泉州しらべver0.91

関西空港とりんくう 2026/10/25 掲載

関西国際空港の貨物量の推移(2017年から2026年8月まで)

泉佐野市田尻町泉南市

関空の航空貨物は2024年に757,257トンで、98.5%が国際線です。2019年の98.1%にあたり、2026年1〜8月(速報値)は2024年の同期より11.8%多くなっています。

関西国際空港の2024年(暦年)の航空貨物は、国内線と国際線を合わせて757,257トンでした。内訳は国際線が746,127トン、国内線が11,130トンで、国際線が98.5%を占めます。国際線のうち到着が406,471トン、発送が339,656トンで、到着のほうが多い構図です。旅客では国内線が約673万人、国際線が約2,387万人と国際線の比重が高く、貨物はそれよりさらに国際線に偏っています。数字は大阪府統計年鑑の表(国土交通省の空港管理状況調書にもとづく)によります。

貨物量を2017年から2024年まで暦年で並べると、2017年834,484トン、2018年828,662トン、2019年771,700トン、2020年707,664トン、2021年814,453トン、2022年791,241トン、2023年732,630トン、2024年757,257トンです。この8年間で最も多いのは2017年で、2018年と合わせて80万トンを超えていました。2021年も81.4万トンまで戻っています。2024年は2019年の98.1%にあたり、2023年の約73.3万トンからは増えたものの、2019年にはわずかに届いていません。

同じ年の旅客数と比べると、動きが違います。2019年を100とすると、旅客数は2020年に20.5%(653万人)、2021年に9.6%(307万人)まで落ち込みました。貨物量は2020年が91.7%、2021年は105.5%で、旅客が激減した年にも貨物はほとんど減らず、2021年には2019年を上回っています。2024年は旅客が96.2%、貨物が98.1%です。貨物が旅客ほど落ちなかった理由を、貨物専用機と旅客機のどちらがどれだけ運んだかという面から説明するには、この表だけでは足りず、確かめられていません。

直近の動きは、大阪航空局が公表する管内空港の利用概況集計表(速報値)で追えます。2026年1月から8月までの関西国際空港の貨物は合計539,241トンで、国際線が532,285トン、国内線が約6,956トンです。2024年の同じ8か月の合計482,440トンに対して11.8%増、2019年の同じ8か月の501,563トンに対して7.5%増です。ただし2026年の数字は速報値で、後から変わる可能性があります。年間の見込みは、今ある資料からは計算していません。

月ごとに見ると、2026年は2月が55,972トンで最も少なく、7月が73,533トンで最も多くなっています。2024年の1月から8月でも、最少は2月の50,708トン、最多は7月の65,624トンで、少ない月と多い月が同じです。2026年の各月は、2024年の同じ月を8か月ともに上回っています。2月が最少で7月が最多という並びが2年続いていますが、季節による変動かどうかは、この2年分だけでは判断できません。

貨物を扱う空港の島は、1つの自治体に収まっていません。大阪税関のページによると、関西空港税関支署の管轄は、泉佐野市の泉州空港北、泉南市の泉州空港南、田尻町の泉州空港中などにまたがります。支署の所在地は田尻町泉州空港中で、業務の窓口の1つは泉南市泉州空港南にあります。貨物の増減が3市町の税収や騒音にどう響くかは、ここで使った資料からは分かりません。

要点

出典:大阪府 令和7年度大阪府統計年鑑 第9章 運輸・通信 9-24 空港別航空輸送量(2020〜2024年)/大阪府 令和2年度大阪府統計年鑑 9-21 空港別航空輸送量(2017〜2019年)/大阪航空局 管内空港の利用概況集計表(速報値)令和8年度・年度集計表(2026年1〜8月)/大阪航空局 空港の統計・報告 管内空港の利用概況集計/税関 関西空港税関支署(所在地・管轄)

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