人口と暮らし 2026/10/24 掲載
8市町の外国人住民の人数、割合、国籍と増え方
住民基本台帳で2026年1月1日現在、8市町の外国人住民は1万5,000人で、人口の2.79%です。割合は泉佐野市の4.36%が最も高く、熊取町の1.31%が最も低くなっています。2025年の1年間の増加率は、8市町とも大阪府全体の12.6%を上回りました。
総務省が住民基本台帳から集計した2026年1月1日現在の外国人住民は、岸和田市4,939人、泉佐野市4,345人、貝塚市2,292人、泉南市1,373人、阪南市849人、熊取町550人、岬町340人、田尻町312人です。8市町の合計は1万5,000人で、同じ表の総人口(日本人住民と外国人住民の計)53万7,383人に対する割合は2.79%になります。大阪府全体の4.21%より低く、全国の3.26%も下回ります。
人口に占める割合を市町ごとに並べると、泉佐野市4.36%、田尻町3.72%、貝塚市2.84%、岸和田市2.66%、岬町2.42%、泉南市2.39%、阪南市1.72%、熊取町1.31%の順です。府全体の4.21%を上回るのは泉佐野市だけです。人数が最も多い岸和田市は総人口が18万5,713人と大きいため、割合では4番目にとどまります。反対に田尻町は人数が8市町で最も少ないものの、総人口8,386人に対する割合は2番目に高くなっています。
同じ表には2025年の1年間の増減も載っています。外国人住民の増加数と増加率は、泉佐野市825人(23.4%)、岸和田市732人(17.4%)、貝塚市457人(24.9%)、泉南市217人(18.8%)、阪南市148人(21.1%)、熊取町78人(16.5%)、田尻町72人(30.0%)、岬町59人(21.0%)でした。8市町とも府全体の12.6%と全国の9.6%を上回っています。増加の大部分は転入と転出の差(社会増減)で、出生と死亡の差(自然増減)は市町ごとにマイナス1人からプラス28人の範囲でした。
日本人住民の動きと並べると、外国人住民の増加の重みが分かります。2025年に総人口が増えたのは8市町のうち泉佐野市だけで、増加は305人でした。ただし内訳を見ると外国人住民が825人増え、日本人住民は520人減っています。岸和田市は総人口が883人減りましたが、日本人住民に限ると1,615人の減少で、外国人住民の732人増が減少幅を小さくしています。
国籍の内訳は、大阪府が法務省の在留外国人統計をもとに市町村別の上位10か国・地域をまとめた表で確かめられます。公開されている最新は2022年12月末現在です。この時点で最も多い国籍は、岸和田市、貝塚市、岬町がベトナム、泉佐野市、阪南市、熊取町が中国でした。泉南市は韓国とベトナムが156人ずつ、田尻町は中国とフィリピンが26人ずつで並んでいます。岬町ではベトナムが148人と外国人338人の4割強を占め、1位の国籍が占める割合は8市町で最も高くなっています。
長い期間の増え方は、在留外国人統計どうしで比べます。8市町の在留外国人は2018年12月末に6,816人、2022年12月末に8,983人、2025年12月末に1万5,373人で、7年で2.26倍になりました。府内の市区町村を合計した大阪府全体は23万9,113人から37万5,319人への1.57倍で、8市町の伸びのほうが大きくなっています。市町別の倍率は岬町2.99倍、貝塚市2.81倍、阪南市2.40倍、泉佐野市2.23倍、岸和田市2.15倍、田尻町2.09倍、熊取町2.00倍、泉南市1.94倍です。増加数は2018年からの4年間が2,167人、2022年からの3年間が6,390人で、近年ほど増え方が速まっています。
住民基本台帳と在留外国人統計は別々の統計で、ほぼ同じ時点でも人数が一致しません。岬町は2025年12月末の在留外国人統計で455人ですが、2026年1月1日の住民基本台帳では340人です。岬町は2025年の1年間に国外からの転入が1,287人、国内への転出が1,260人あり、年初の外国人住民281人の4倍を超える出入りがありました。人数の少ない町の数字は、どちらの統計のどの時点かを確かめて読む必要があります。
要点
- 外国人住民(住民基本台帳・2026年1月1日現在):8市町計1万5,000人、人口の2.79%。府全体4.21%、全国3.26%
- 人口に占める割合:泉佐野市4.36%が最高、田尻町3.72%、熊取町1.31%が最低。府平均を超えるのは泉佐野市だけ
- 2025年の1年間の増加率:田尻町30.0%、貝塚市24.9%、泉佐野市23.4%など8市町とも府全体の12.6%を上回る
- 2025年に総人口が増えた泉佐野市(305人増)も、日本人住民は520人減。外国人住民は825人増
- 最多の国籍(2022年12月末):岸和田市、貝塚市、岬町はベトナム、泉佐野市、阪南市、熊取町は中国
- 在留外国人統計で2018年12月末6,816人から2025年12月末1万5,373人へ2.26倍。府全体は1.57倍
出典:総務省 住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(令和8年1月1日現在)/総務省 【外国人住民】令和8年住民基本台帳人口・世帯数、令和7年人口動態(市区町村別)/総務省 【総計】令和8年住民基本台帳人口・世帯数、令和7年人口動態(市区町村別)/出入国在留管理庁 在留外国人統計 2025年12月(e-Stat・25-12-t2 国籍・地域別 在留資格別 市区町村別)/大阪府 大阪府市区町村別の在留外国人数(2018年〜2022年)/大阪府 府内市町村別上位10か国・地域の在留外国人数(2022年12月末現在)